2020-04-28 分離派の成れ果て 昨年の巨大台風の痕跡が今も残る浜辺にて、自らの首を探して這い回るぬいぐるみと出会いました。 浜辺はいつだって自分が現実と認識しているものよりも遥かに強度の現実で、度々、漂着してしまう。 孤独は心地がいい。別離の悲しみは最低限がいい。澁澤龍彦にいわせばこれは快楽ではなく幸福を選択してしまっているのだろうな。みみっちい、けちくさい、と揶揄されそうだ。